1999年10月、健康のために何としても歩かなければ、と目標を決めてやるには「歴史を訪ねる街道はどうか?」と考えた。まず、温泉の多い中山道はと思ったが、これからの季節では寒くなるのでボツ。結局、暖かい東海道となった。1998年10月頃、朝の寝起きに左手の先に痺れがあり、そのうち左手全体が、さらに起き上がるのに激痛が走った。立川のT.H治療院に通ったが効果なく、青梅市の東青梅整形外科医院に寄ってみた。すぐレントゲンで調べられ、「ああ。この頚椎が原因でしょう。」上から0〜7番目の間の軟骨が磨り減っているとおっしゃる。それから3ヶ月牽引に通い、ようやく痛みがとれた。
しかし、なぜ今頚椎が?と考えるに、2年程前まで年に5回ほど登山をやっていたのを、かたくりを訪ねて御前山に登ったとき、足が上がらずにリタイアしてしまったのがショックでその後、登山と遠のいてしまっていた。まず脚力が落ち、次第に上半身の筋力が、そして首周辺の筋力が落ちたというのか。その対策の一環として旧東海道踏破をめざした訳である。以下が、暇を見つけてこつこつ歩いた記録です。(マツヒデマサ)
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