歌川広重と水木しげる展
妖怪道五十三次
2005年8月14日〜20日

 歌川広重が「東海道五十三次」を発表して約170年、妖怪漫画家で知られる水木しげるが「妖怪道五十三次」を2年の歳月をかけて書き上げました。東京丸の内・丸善本店4階ギャラリーで、江戸・日本橋から京都・三条大橋までの五十五枚を展示しています。
 
  

  
 「東海道五十三次」と「中山道六十九次」を5年3ヶ月かけて完歩した私・マツノヒデマサとしては、見逃せない企画展で、初日の8月14日に出かけました。会場ではアダチ版画研究所が完全復刻した「東海道」と「妖怪道」を会場半々に展示されておりました。入場者はそこそこに、書店への入場者数からすると、芳しくない入場者といえようか。作品は刷り始めのせいか色彩は鮮やかで明るい色調に見えました。

  
 アダチ版画研究所の長谷川恒雄氏にいろいろと話を伺うことができました。ここで使われた和紙は特別の仕様なんだそうで、「越前生漉(きずき)奉書」というこうぞ100%を使用しているそうです。しかも漉いた方は、人間国宝の岩野市兵衛氏の手によるといいます。
 
 かつて日本橋から歩いた時に銀座の東海ギャラリー「広重」を拝見した時、摺り師が全国でも数人しかいないということを聞いた事を思い出しました。長谷川氏の写真を記念に撮らせていただきました。
 
 主催者は「両絵師の魅力に加え、木版画の素晴らしさも楽しんで欲しい」といています。書籍や関連グッズの販売もやっています。
 
 















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